キッチンスペシャリストは過去問で独学合格可能?難易度・合格率を解説

キッチンスペシャリストは過去問で独学合格可能?難易度・合格率を解説

【2019年度最新】本記事では、キッチンスペシャリスト資格の取得方法を一挙ご紹介!独学におすすめの過去問題集&実技対策本・合格率・試験内容・申し込み方法・出題範囲と審査基準も徹底解説。キッチンスペシャリストの仕事内容や就職先、併用取得したい公的資格&国家資格まで詳しくお伝えします。女性に人気の資格として有名ですが、近年は男性受験者も増加中。料理好きな方や食にこだわりを持つ方にもぜひおすすめの資格です。

目次

1.キッチンスペシャリストってどんな人?

キッチンスペシャリストとは、生活者のニーズに合わせて、快適で使いやすいキッチン空間を提案・アドバイスを行うスペシャリストのこと。

関連資格であるインテリアコーディネーターでも水回りに関する知識を身に付けますが、キッチンスペシャリスト資格を取得するためには、キッチン空間に特化した設計や施工方法をより専門的に習得します。

使い勝手の良いキッチンカウンターに、優れた機能性のビルトインオーブン、大容量の収納を併せ持つ調理台…。

日常的に料理をする女性であれば、誰もがこだわりのオリジナルキッチンに憧れるのではないでしょうか?

そんなキッチンも昔は「台所」と呼ばれ、土地の北側の一番寒い場所に設計された非常に閉鎖的なスペースでした。

しかし現在では、リビングと一体感のあるオープンキッチンが主流。

「家族が集うリビングダイニングの中心にキッチンを設計したい」

新築物件だけでなく、リフォームにおいてもそう考える人が増えつつある今、将来性のある仕事として業界でも注目されています。

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2.キッチンスペシャリスト資格とはどんな試験?

キッチンスペシャリスト資格とは、インテリアコーディネーター資格と同じく、公益社団法人インテリア産業協会が主催する民間資格の名称です。

どちらも20代~30代の女性に人気が高い資格ですが、取得した暁には、キッチンまわりの知識や技能に長けたプロフェッショナルとして正式に認定されます。

とはいえ、キッチンスペシャリストとして活躍するにあたって、必ずしも資格の取得が必要なわけではありません。

ただし公的な証明書があれば、実力の証としてクライアントに信頼と安心感を与えることができるので、この業界で働くのであれば取得しておいて決して損はない資格です。

すでにキッチンメーカーや住宅建材メーカーで働いている方も、試験対策の学習をするだけでより専門的な知識を身に着けることができるので、今以上に受け持つ仕事の幅も広がるでしょう。

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3.過去問だけで合格可能?キッチンスペシャリスト資格の勉強法

キッチンスペシャリスト資格試験は、学科と実技の二部構成。

実技試験に備えるためにはひたすら図面を描いて練習する必要がありますが、学科試験のみであれば繰り返し過去問を解くことで十分に対策が可能です。

とは言うものの、はじめてトライする方であれば、できるだけ専門知識のあるプロの講師から直接学びたいのではないでしょうか?

そんな方には、公式の通信スクールがおすすめです。

ここからは、公式の通信講座について詳しくご紹介。どんなカリキュラムをどれ位の期間をかけて学ぶのか?受講料や教材の内容も併せてチェックしてみましょう。

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3-1.公式の通信講座で学習する

インテリア産業協会が公式に開講しているスクールは、産業能率大学の「キッチンスペシャリスト 通信講座」です。

こちらの講座は、こんな方たちにうってつけ。

キッチンスペシャリストを目指す方
住空間と住生活についての幅広い知識を取得したい方
試験に完全準拠の公式テキストを使って、資格取得を目指したい方

そして以下3つのコースより、受講者の受験計画にあわせて効率よく学習することが可能です。

キッチンスペシャリスト(総合)受験講座

  • 対応試験:学科試験にも実技試験にも完全対応
  • 対象者:キッチン空間の専門家をめざす方
  • 受講料:39,600円(税込)
  • 受講期間:8か月
  • 在籍期間:16か月まで可
  • 教材構成:テキスト 7冊・副教材 2冊・添削 8回

出典:キッチンスペシャリスト(総合)受験講座|学校法人 産業能率大学


キッチンスペシャリスト(学科)受験講座

  • 対応試験:学科試験のみに対応
  • 対象者:キッチン空間の専門家をめざす方
  • 受講料:26,400円(税込)
  • 受講期間:5か月
  • 在籍期間:10か月まで可
  • 教材構成:テキスト 5冊・副教材 1冊・添削 5回

出典:キッチンスペシャリスト(学科)受験講座|学校法人 産業能率大学


キッチンスペシャリスト(実技)受験講座

  • 対応試験:実技試験のみに対応
  • 対象者:キッチン空間の専門家をめざす方
  • 受講料:23,100円(税込)
  • 受講期間:3か月
  • 在籍期間:6か月まで可
  • 教材構成:テキスト 2冊・副教材 1冊・添削 3回

出典:キッチンスペシャリスト(実技)受験講座|学校法人 産業能率大学

どのコースも公式の認定講座だけあり、テキスト内容やカリキュラムも実際の試験に即しているのが特徴。

日中仕事や学校で忙しい方も、通信講座なら空いた時間を利用して学べるのも嬉しいポイントです。

受講中にわからないことがあれば、オンラインで直接講師に質問することが可能。

通学タイプのスクールと同じくサポート体制も万全なので、初学者の方でも安心して学習できそうです。

「できるだけコストを抑えて学びたい」という方は、学科は独学で対策し、実技講座のみ通信講座で学ぶ方法もおすすめですよ。

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3-2.独学で学習する

独学で一次試験対策をするコツは、できるだけ多くの過去問や予想問題を解いておくこと。

その理由は、たとえ実技で落ちてしまったとしても、学科さえクリアすれば3年間学科試験が免除されるからです。

この制度をフル活用すれば、最初の年に学科試験の合格を目指し、翌年以降じっくりと実技対策に挑めるため、ご自分のペースに合わせて計画的に学習することが可能となります。

もちろんキッチンに関する基礎知識も習得しなくてはならないので、公式テキストの購入は必須。

かと言って初心者の方が、いきなり公式テキストから学び始めると、あまりの専門用語の多さに初っ端から挫折してしまいがちです。

それに知らない内容ばかりの本を読むと学習意欲もモチベーションも下がってしまうので、最初の一冊は初心者向けに書かれた分かりやすい本をチョイスしましょう。

とはいえ、専用の製図道具を使いながら独学で設計を学ぶことは決して容易ではありません。

では独学におすすめのテキストとは、どんな参考書なのでしょうか?

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4.詳しい解答付き!2019年おすすめの過去問&実技テキスト5冊

ここからは、独学での試験対策にぜひ取り入れたい過去問題集&テキストを5冊ピックアップ。

キッチンスペシャリストといっても、インテリアに関する知識の習得は必須です。そのためには、インテリアやキッチンについて体系的に学べる本から読み始めましょう。

まず最初の一冊は、筆記試験対策に人気の過去問題集から。

公式ガイドブックは、資格取得後も資料として長く使えるので、できれば新品購入をおすすめしますが、数年の経年でしたら中古本の購入でも構いません。

ただし、過去問題集だけは近年の出題傾向を把握する必要があるので、必ず最新の本を揃えるようにしましょう。

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4-1.キッチンスペシャリスト資格試験 過去問題徹底研究

キッチンスペシャリスト資格を目指すなら、まずはこちらの本を用意しましょう。

数あるテキストの中でも唯一の過去問題集なので、筆記試験対策には必携です。

実技対策に向けた『キッチンスペシャリスト実技試験完全対策 第2版』と併用すれば、学科も実技もバランスよく学習できるでしょう。

キッチンスペシャリスト資格試験 過去問題徹底研究2019-2020年版

HIPS合格対策プロジェクト(編集)

過去9年分(第31回~第23回)の学科試験から精選した重要問題と、 過去3年分(第31回~第29回)の実技試験問題を収録。 学科試験は詳細な解答解説付きで、分野別に収録していますので、 効率よく学習することができます。 実技試験は模範解答と、詳細な解説付きです。 キッチンスペシャリスト過去問題集の決定版!! 受験生のマストアイテムです!
目次
はじめに
本書の利用のしかた
キッチンスペシャリスト資格試験について
分野別記載ページ早見表
【学科】
1 暮らしと住まい
(1)家族と生活様式
(2)食生活と調理
(3)住まいとインテリア
(4)キッチンと水廻り
2 空間としてのキッチン
(1)キッチンのプランニング
(2)キッチンの人間工学
(3)キッチンの室内環境
(4)キッチンのインテリア
3 道具としてのキッチン
(1)システムキッチンの構成材
(2)システムキッチンの部材・部品
(3)システムキッチンの機器
(4)電気・ガス・水道
4 キッチンの設計・施工
(1)設計図書
(2)設計実務
(3)施工実務
5 キッチンの販売
(1)マーケティング
(2)マーチャンダイジング
(3)コンサルティング
(4)法規
【実技】
平成27年度実技試験 問題・解答用紙/解答例・解説
平成26年度実技試験 問題・解答用紙/解答例・解説
平成25年度実技試験 問題・解答用紙/解答例・解説

出典:Amazon

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4-2.デザインキッチンの新しい選び方

繰り返しになりますが、キッチンスペシャリストにはインテリアに関する基礎知識の習得が必須。

そんな時こちらの本があれば、キッチンと暮らしの関わりからキッチン設計の材料や機器の種類についても知ることが可能です。

キッチンスペシャリストを目指す方はもちろん、これからリフォームや新築を検討している方にも役立つおすすめの一冊です。

設計者とインテリアコーディネーターが知っておきたい デザインキッチンの新しい選び方

本間 美紀 (著)

脱システムキッチンの時代が来ました。
今、キッチンは驚くほど楽しく新しくなり、インテリアからキッチンを考えるユーザーが増えています。
300件のキッチンを取材した著者が、新しい時代のニーズにワンランク上の提案ができるデザインキッチンの考え方を解説。自分らしいキッチンづくりを考える人にとっても読みやすい内容です。70人の現場のプロへのヒアリング、全国のメーカー&ショップリスト付。

目次
はじめに―300件以上のキッチンを取材してわかったこと
1章 暮らしが変わって、キッチンも変わった
2章 キッチンの新しい選び方
3章 インテリアが変えたキッチンの常識
4章 食生活が変えたキッチンの常識
5章 依頼主にアドバイスをするためのヒント
デザインキッチンリスト

出典:Amazon

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4-3.キッチンスペシャリストハンドブック

実務経験者の方やキッチンやインテリアに関する基礎知識が少しでもある方は、こちらの公式テキストをはじめに揃えると良いでしょう。

こちらの参考書はやはり公式本なだけあり、キッチンの設計に関する情報が大変充実しています。

プロのキッチンスペシャリストにとっても、実務で役立つ知識が豊富に掲載。

本試験もこのテキストに準じて出題されるので、これからキッチンスペシャリストを目指すのなら、ぜひお手元に1冊用意しておきましょう。

キッチンスペシャリストハンドブック

インテリア産業協会 産業能率大学出版部(著)

キッチンと暮らしの在り方を体系的に説き、キッチンスペシャリストとして必要な知識・情報・技術を網羅したハンドブック。単位・数値を全面的に見直した昭和63年刊の改訂版。

目次
第1章 暮らしと住まい
第2章 空間としてのキッチン
第3章 道具としてのキッチン
第4章 キッチンの設計・施工
第5章 キッチンの販売
第6章 関連法規
付録

出典:Amazon

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4-4.キッチンスペシャリストの一番わかりやすいキッチン製図入門

キッチンの製図を独学で学ぶなら、こちらの書籍がおすすめ。

図面の種類や製図のルール、プレゼンテーション資料の作成方法から、キッチン設計の手順にいたるまで詳しく解説しているので、製図が苦手な方でも安心です。

ただしAmazonには新品本の在庫がないため、お近くの書店で探すかブックオフなどの中古書店で探してみてください。

キッチンスペシャリストの一番わかりやすいキッチン製図入門

中原 章 (著)

キッチンスペシャリスト資格試験対策から実践まで役立つ製図テキスト。

キッチンの設計製図に関して必要な基礎知識を初心者向けに解説。さらに実際に作図できるようになるための手順や描き方を具体的に説明。

キッチンスペシャリストハンドブック執筆者による製図入門書!
キッチンスペシャリスト試験の実技試験(製図)に照準を合わせた実践テキスト。
初心者から学べる『製図の基礎知識解説』付。
合格図面の作成手順・描き方がマスターできる。

出典:Amazon

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4-5.キッチンスペシャリスト実技試験 完全対策 第2版

最後にご紹介するのは、実技対策に向けたテキストです。

キッチン製図に関する基礎知識と設計方法をまとめて学べるだけでなく、過去問や練習問題も掲載されているので仕上げの勉強にも最適の一冊。

『キッチンスペシャリスト資格試験 過去問題徹底研究2019-2020年版』と併用すると、学科も実技もバランスよく学習できるでしょう。

キッチンスペシャリスト実技試験 完全対策 第2版

片岡泰子 (著), 野崎淑子 (著)

テキストと練習問題を収録したキッチンスペシャリスト実技試験対策の最新版!

実技試験に必要な基礎知識と製図テクニックが1冊で身に付くテキスト&問題集です。
過去問題を含めた練習問題を模範解答と、詳細な解説付きで収録しています。
第2版では、パースなど作図方法をよりわかりやすく、見直しを図りました!

出典:Amazon

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5.キッチンスペシャリスト試験の難易度&2018年の合格率

さてここからは、キッチンスペシャリスト試験の難易度と合格率をチェックしていきましょう。

2018年度に行われた、第31回キッチンスペシャリスト資格試験の合格率は、全体の36.6%

学科試験と実技試験の合格率は、それぞれ以下の結果となりました。

学科試験 実技試験
申込者 764 名 846 名
科目別受験者数 640 名 691 名
科目別合格者数 380 名 280 名
科目別合格率 59.4 % 40.5 %
出典:公益社団法人インテリア産業協会

科目別の合格率を見ると、学科試験が59.4%実技試験が40.5%という結果に。

一方、2018年度に行われたインテリアコーディネーター資格の合格率は全体の23.8%だったことからも、キッチンスペシャリスト試験の難易度はそれほど高くはないと言えるでしょう。

受験者と合格者の人数を比較しても分かるとおり、全体の約半数が合格できているので、受験対策さえしっかりと行えば学科試験は必ずパスできるはずです。

ただし実技に関しては、インテリアコーディネーター試験と同じく手描きでの製図が必須。

一発合格を目指すのであれば、製図道具の使い方から基本の作図や設計方法についても、しっかりとマスターしておきましょう。

関連記事
インテリアコーディネーターになるには?難易度・合格率・独学勉強法

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5-1.合格者は何人?過去5年間の合格者数推移

続いては、過去5年間の合格者数推移を見てみましょう。
出典:公益社団法人インテリア産業協会

こちらは、2014年から2018年に至る5年間の合格率です。

2015年度のみ合格者が4割を超えていますが、全体で見るとおおよそ37%前後に。

受験者数は減少傾向にありますが、合格率には変化がないので試験内容の難易度は依然変わらないと言えそうです。

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5-2.合格者数の男女比は?過去5年間の統計推移

そしてこちらは、過去5年間における合格者数の男女比率です。 出典:公益社団法人インテリア産業協会

グラフを見てのとおり、合格者の男女比は圧倒的に女性が多数

2018年以前の試験においては、インテリアコーディネーター同様、キッチンスペシャリスト試験も男性の受験者が増加傾向にあるようです。

これまで、キッチンスペシャリストは主婦が憧れる資格の一つでしたが、今や主夫としてキッチンに立つ男性も増えています。

かつて「男子厨房に入るべからず」と言われる時代もありましたが、最近では料理を楽しむ男性も年々増加していますよね。

今や一人暮らしでも料理を極めている「料理男子」が増えつつあることからも、今後は男性受験者数がさらに増加するかもしれません。

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5-3.【前年比】合格者の年齢&男女別構成は?

続いては、合格者の年齢&男女別構成を見てみましょう。 出典:公益社団法人インテリア産業協会

2018年度の年齢別割合では、39歳以下が全体の71.2%と、引き続き若い世代の受験者が多数を占める傾向が続いています。

インテリア産業協会の調査によると、2018年度の最年少合格者は19歳最年長合格者は61歳でした。

24歳以下の女性受験者が多いことからも、「ライフイベントに左右されることなく、手に職を付けて生涯働きたい」と考える女性にとって、世代を問わずおすすめできる資格と言えそうです。

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5-4.【前年比】地域別・業種別の合格者数は?

最後は、直近2年間における地域別・業種別の合格者数を見てみましょう。 出典:公益社団法人インテリア産業協会

このグラフを見ると関東甲信越地区が40.3%と、圧倒的な合格者数を記録しています。

続いては関西地区の17.4%、中部地区12.5%の順で、大都市圏を含む3地区の合格者が全体の約70%を占めています。

そしてこちらは、業種別合格者の割合です。 出典:公益社団法人インテリア産業協会

このグラフを見ると、キッチン関係の住設機器類業種の合格者が全体の54.2%、続いて施工業種が23.6%という結果に。

また両業種を合わせると、合格者の約78%が設備関係またはインテリア関係の企業に勤める方であることが分かりますね。

このことからもキッチンスペシャリスト資格は、この業界に従事する方たちにとって必須のライセンスであると察せられるでしょう。

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6.試験日はいつ?キッチンスペシャリスト資格試験の受験内容

ここからは受験資格や試験の内容、持ち込み用具や合格基準について、詳しくご紹介していきましょう。

また今年2019年度の試験より受験料が改訂されたので、お申し込みの際はくれぐれもご注意ください。

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6-1.受験資格・試験日・受験方法・試験時間

キッチンスペシャリストの試験詳細については、次のとおり。

念のため、申し込みの際は必ず事前に公式サイトで確認しましょう。

  • 受験資格
  • 年齢・性別・学歴・職業・経験は問いません
    ※但し、出題・解答は日本語のみ

  • 試験日
  • 2019年12月8日(日)
    ※インテリアコーディネーター二次試験と同日に実施

  • 受験地域
  • 北海道・岩手県・宮城県・群馬県・東京都・愛知県・
    石川県・兵庫県・広島県・香川県・福岡県・沖縄県の全12地域
      ▶最終的な試験地は、受験票をご確認ください

  • 受験方法
  • ・学科:マークシートによる択一式
    ・実技:記述式

  • 試験時間
  • ・学科:事前説明9:30〜9:45(15分)/実施時間9:45〜11:45(120分)
    ・実技:事前説明12:45〜13:00(15分)/実施時間13:00〜15:30(150分)

なお、2019年開催の第32回試験より、試験時間が改訂されました。詳しくは、こちらの公式ページをご確認ください。

出典:公益社団法人インテリア産業協会

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6-2.申し込み方法と受験料

申し込み方法と受験料は、以下の受験区分によりそれぞれ異なります。

また過去3年以内にキッチンスペシャリスト試験を受験し、一方の科目を合格している方は、必ず<免除>タイプで申し込むようにしましょう。

  • 同一年内に学科試験&実技試験を受験する方
  • ・受験区分:総合タイプ
    ・受験料:14,850円(税込)

  • 学科試験のみ受験する方
  • ・受験区分:学科<先取り/実技免除>タイプ
    ・受験料:11,550円(税込)

  • 実技試験のみ受験する方
  • ・受験区分:実技<先取り/学科免除>タイプ
    ・受験料:11,550円(税込)

なお、2019年度より受験料が改訂されました。詳しくは、こちらの公式ページをご確認ください。

出典:公益社団法人インテリア産業協会

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6-3.試験当日の持ち込み用具は?

当日、試験会場に持ち込める用具は以下のとおり。

学科試験においては鉛筆の硬度も指定されているので、くれぐれもお間違えのないようご注意ください。

学科試験

  • 鉛筆またはシャープペンシル(硬度BまたはHB)
  •   ▶万年筆・ボールペンは不可
  • プラスチック製の消しゴム
  • 実技試験

    • 鉛筆またはシャープペンシル(硬度は問わない)
    •   ▶万年筆・ボールペンは不可
    • プラスチック製の消しゴム
    • 字消し板

    • ※フリーハンドで作成することを原則とするが、下記のものは使用を許可する。
    • 直定規(30㎝以内)
    • 電卓

    • ・受験票に記載する「試験当日の持ち物」等をご確認ください。
      ・当日、会場での筆記用具等の貸し出しは致しません。

      出典:公益社団法人インテリア産業協会

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      6-4.筆記と実技の合格ライン&合格基準は70点以上!

      キッチンスペシャリスト試験の合格基準は公式には発表されていませんが、一般的な合格ラインは総合得点の70%程度と言われています。

      また合格点についても同じく非公表ではありますが、受験者数の上位30%程度が合格すると言われているようです。

      この基準さえ満たせば満点でなくてもパスできるので、全体の8割以上正解できるように対策しておけば、概ね合格基準に達することができるでしょう。

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      7.どんな問題が出題されるの?試験範囲と審査基準

      キッチンスペシャリスト試験では、水回りに関する総合的な知識とキッチンの設計方法に関する問題が出題されます。

      効率的に勉強を進めるには、試験の出題範囲をしっかりと押さえておくことが必須。

      また審査基準について事前に把握しておけば、注意すべきポイントや学習のウェイトが分かるので、試験対策のスケジュールが立てやすくなるでしょう。

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      7-1.学科試験

      学科試験の出題範囲は、以下のとおり。

      知識に関する問題は基本的に暗記すればクリアできますが、学科試験の知識を元に実技で製図に挑むので、覚えた知識を応用できるようにしておく必要があります。

      そのためには、単なる丸暗記ではなく「なぜそうなるのか?」という視点で根本的な理由を探り、自分なりに『腹落ち』させておくと実技対策もスムーズに対応できるはずです。

      • 住居と食生活に関すること
      • 次の事項に関する基礎知識を有していること。
         1.家族と生活の変化(生活時間、家事、家計等)
         2.食生活とキッチン・調理(食品、調理技術等)
         3.住いの歴史と設備・環境
         4.キッチン・バスのタイプ、レイアウト、水廻り
         5.食関連法規

      • キッチン空間に関すること
      • 次の事項に関する基礎知識を有していること。
         1.キッチンのプランニング(レイアウト等)
         2.キッチンの人間工学(機能寸法、調理の動作空間等)
         3.キッチンの室内環境(採光・照明、換気、給排水、音等)
         4.キッチンのインテリア(仕上材、カラースキーム、インテリアスタイル等)
         5.環境・省エネ関連法規

      • キッチン機能に関すること
      • 次の事項に関する基礎知識を有していること。
         1.システムキッチンの構成材(規格、種類等)
         2.部品部材のハードウェア(キャビネット等)
         3.ビルトイン機器(冷凍冷蔵庫、食器洗い乾燥機、加熱調理機器等)
         4.電気・ガス・水道の基礎(電気設備・ガス設備等)
         5.設備関連法規・JIS・ISO・省エネ等

      • キッチン設計施工に関すること
      • 次の事項に関する基礎知識を有していること。
         1.キッチンと設計図書(設計図書、表現図法等)
         2.設計実務(設計条件、計画図面等)
         3.施工実務(施工条件、施工図面等)
         4.設計施工の実務(プレゼンテーション、設計施工等)
         5.建築関連法規

      • キッチン販売に関すること
      • 次の事項に関する基礎知識を有していること。
         1.マーケティング(市場、商品、企画、開発等)
         2.販売概論(販売計画、コミュニケーション活動等)
         3.販売実務(コンサルティング、見積、契約等)
         4.販売基礎(利益管理等)
         5.販売関連法規
      出典:公益社団法人インテリア産業協会

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      7-2.実技試験

      なお、実技試験の出題範囲と審査基準は以下のとおり。

      • 筆記(図面表現)方式によるキッチン空間の企画・提案に関すること。
      • 平面図、展開図、立体表現等の図面表現等の筆記により、キッチン空間の企画・提案を行う能力を有していること。
      出典:公益社団法人インテリア産業協会

      実技試験においての審査ポイントは、インテリアコーディネーター試験の場合と同じく、図面の「見やすさ」と「読みやすさ」。

      具体的な勉強法と対策については、以下の記事内の3-2-2.二次試験の試験範囲と審査基準で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

      関連記事
      3-2-2.二次試験の試験範囲と審査基準|インテリアコーディネーターになるには?難易度・合格率・独学勉強法

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      8.試験当日&資格取得後の注意事項

      キッチンスペシャリスト試験では、受験するにあたっていくつか留意すべきポイントがあります。

      ここでは試験当日と資格取得後の注意事項を解説しますので、受験前に必ずチェックしてください。

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      8-1.試験会場に関する注意事項

      まず最初は、試験会場の注意事項から。

      以下の留意点をよく確認し、くれぐれもお間違えのないようご注意ください。

      • 同じ試験地で複数の会場が設定されている場合は、会場の選択はできません。
      • WEBで掲載している会場は予定会場のため、変更の可能性もあります。
          ▶受験票に記載の会場が正式な受験会場となります。
      • 試験会場への直接の問い合わせはできませんのでご注意ください。
      • 試験日前日までに試験会場の下見のために会場に入ることはできません。
      • 試験会場に託児施設はないため、幼児を連れての受験はできません。
      出典:公益社団法人インテリア産業協会

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      8-2.試験当日の注意事項

      続いては、試験当日についての注意事項です。

      遅刻時の注意や緊急時の連絡方法を事前に確認し、万全な状態で当日に挑みましょう。

      • 試験当日、会場での筆記用具・製図用具の貸出はできません。
      • 試験開始前に10分間の説明があるため、事前説明開始までに必ず着席しましょう。
      • 試験開始後30分を過ぎた場合の受験は認められませんのでご注意ください。
      • 実施時間は変更になる場合があるため、必ず受験票を確認しましょう。
      • 原則、試験会場内に自動車・二輪車での来場はできません。
      • 試験当日またはその前後に不測の事態(自然災害、新型感染症の流行など)が
         発生した場合、資格試験の開催状況については
         公式ホームページ上で通知されるので、随時確認するようにしましょう。
      • 試験直前(前日・当日)の緊急連絡は、資格試験運営事務局へ問い合わせましょう。
      出典:公益社団法人インテリア産業協会

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      8-3.資格取得後は登録と更新に注意!

      正式にキッチンスペシャリストとしての承認を受けるためには、資格取得後に必ず主催協会に登録申請を行う必要があります。

      もし定めらた期間内に申し出をしなかった場合、その権利が失効に。

      その場合、せっかく取得した資格自体も無効となりますので、細心の注意が必要です。

      また登録・更新を行うためには、以下の手数料が発生します。

      • 初年度から5年間の登録料:14,300円(税込)
      • 5年目以上の更新手数料:14,300円(更新登録費、税込)
      出典:公益社団法人インテリア産業協会

      上記のとおり、2019年度より登録料が改訂されました。詳しくは、こちらの公式ページをご確認ください。

      ならびに資格放棄の申請があった場合や、期日までに更新手続き行わない場合は資格喪失扱いとなります。

      ただし無事手続きを終えた場合であっても、キッチンスペシャリストとしての信用を著しく傷つけるような行為等、適正な職務遂行に支障があると協会が認めた場合、キッチンスペシャリストの登録を抹消されることがあります。

      せっかく頑張って取得した資格が無駄にならないよう、くれぐれも登録と更新手続きは忘れないようにしましょう。

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      9.キッチンスペシャリストってどんな仕事?

      キッチンスペシャリストの有資格者は、台所まわりに特化したいわゆるキッチンの専門家。

      類似資格であるインテリアコーディネーターが、居住空間全体の提案を行うスペシャリストに対し、キッチンスペシャリストは水回りを中心に、生活者のニーズに合わせてアドバイスを行います。

      電気・ガス・水道に関する安全対策や衛生面の法律にいたるまで、資格取得で得た深い知識を元に設計・施工するのが、キッチンスペシャリストの仕事です。

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      9-1.キッチンスペシャリストの就職先・キャリアプランは?

      そんなキッチンスペシャリストが活躍できる就職先は、主に次の5つ。

      • ハウスメーカー
      • 住宅設備メーカー
      • 店舗設計や内装デザインの会社
      • リフォーム専門の内装施工業社
      • キッチンメーカーのショールーム
      中でも一番多い就職先は、キッチンメーカーのショールーム。

      お客さまに実物のキッチンを見せながら、水回りの相談に乗ったり、機能的なキッチンの提案を行います。

      またキッチン周りのリフォーム相談に応じたり、新築住宅におけるキッチン設計のアドバイスを求められることもあるでしょう。

      資格取得後はメーカーのショールームで働きながら経験を積み、住まい全体の知識について学べるインテリアコーディネーターの資格を目指しながら更なるステップアップを図る方も多いようです。

      結婚・出産後の仕事復帰が容易に可能であるのも、専門職ならではのメリット。

      主婦になってからも「手に職」を活かしつつ年齢問わずに活躍できるのも、キッチンスペシャリストが人気資格である所以です。

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      9-2.キッチンスペシャリストの年収はいくら?

      キッチンスペシャリストの多くはショールームで働くことが多いため、一般的な年収は300万円~400万円程度と言われています。

      ただし受け持つ業務の幅によって、支給額も大きく変化する傾向に。

      例えば営業職兼キッチンスペシャリストであったり、インテリアコーディネーター兼キッチンスペシャリストの場合なら、毎月の給与に資格手当が上乗せされる…という形で年収がUPするケースが多いようです。

      ハローワークに掲載されているキッチンスペシャリストの求人情報を調査したところ、ショールームアドバイザー以外では、営業サポート・CADオペレーター・インテリアコーディネーターを兼任するポジションでの募集が多く見られました。

      ショールーム以外の就職先を希望する場合は、インテリアや建築に関する知識の他、同時にCADのスキルも身に付けておくと就職にも有利です。

      インテリアコーディネーターとCADオペレーターについての詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

      関連記事
      インテリアコーディネーターになるには?難易度・合格率・独学勉強法
      CADオペレーターとはどんな仕事?設計士との違いや目指し方を解説

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      9-3.キッチンスペシャリストはこんな方におすすめ!

      キッチンスペシャリストは「使いやすく機能的なキッチンを提案する」という仕事柄、圧倒的に女性に向いている職業ですが、具体的にはどんな方に適した仕事なのでしょうか?

      • 食に対するこだわりを持つ方
      • 普段から料理することが好きな方
      • 機能的で使いやすいキッチンに憧れがある方
      • インテリアコーディネートを考えることが好きな方
      • 人とコミュニケーションを取ることが好きな方
      • 新しく機能的なモノやデザインに触れることが好きな方
      料理好きであることはもちろん、キッチン周りのインテリアや食器にいたるまで、トータルで「食」にこだわりを持つ方にもおすすめです。

      「こんなキッチンで料理が作れたら楽しいだろうな」というアイデアを、そのまま仕事に活かすことができるので、おしゃれで使いやすいキッチンに憧れのある方にもうってつけ。

      普段からキッチンに立つ機会の多い主婦の方は、日々のアイデアをそのまま仕事に生かすことも可能です。

      セカンドキャリアに向けて資格取得を目指せば、料理の楽しさが倍増する素敵なキッチンを自ら設計できるようになるでしょう。


      近年、リビングからひと続きのインテリアとしてLDKの中心にキッチンを配置し、こだわりのキッチンを楽しむ人が増えています。

      こうした理由から、これからのキッチンスペシャリストには、インテリアに合わせたキッチンを提案できるセンスとスキルが必要であると言われています。

      またキッチンスペシャリストは、設備業者や内装業者といったさまざまな業種の方とも接する機会の多い職業。

      そのため人と関わることが好きな方や、コミュニケーション力を活かしたお仕事をしたいという方にも向いています。

      新しく機能的なモノやデザインが好きな方、手先が器用で美的センスに自信がある方にとっても、きっと楽しく働けるはずですよ。

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      10.就職に有利!あわせて取得したい公的資格&国家資格は?

      最後は、キッチンスペシャリストと併せて取りたい資格を4つご紹介。

      公的資格のほかに、おすすめの国家資格もピックアップしたのでぜひ参考にしてください。

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      10-1.インテリアコーディネーター資格試験

      キッチンスペシャリストと一番相性の良い資格と言えば、同じく民間資格であるインテリアコーディネーターです。

      主催協会が同じということもあり、2つの資格を併せて取得する方も多いと言われています。

      インテリアコーディネーター資格も、キッチンスペシャリスト同様、筆記試験と実技試験の2つにパスすることが必須。

      またインテリアコーディネーター試験では論文問題も出題されるため難易度も少し高めですが、一緒に取得しておくとインテリア業界への就職や転職に大変有利です。

      参考:インテリアコーディネーター資格試験 | インテリア産業協会

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      10-2.福祉住環境コーディネーター検定試験

      二つ目のおすすめ資格は、福祉住環境コーディネーターです。

      福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障害者に対して住みやすい住環境を整備するためのコーディネーターのこと。

      これからの高齢社会には欠かせない住まいのアドバイザーと言われている、今最も注目されている公的資格の一つです。

      試験のレベルは1~3級の3種類。2級と3級はマークシート方式の筆記試験のみですが、1級は記述式の実技試験も出題されます。

      キッチンスペシャリストと併用して取得すれば、バリアフリーとユニバーサルデザインを考慮した使いやすいキッチンを提案できるようになるでしょう。

      参考:福祉住環境コーディネーター検定試験 | 東京商工会議所

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      10-3.カラーコーディネーター検定試験

      三つ目のおすすめ資格は、カラーコーディネーター検定試験です。

      カラーコーディネーター検定試験は、福祉住環境コーディネーター同様、東京商工会議所が主催する公的資格の一つ。

      資格取得を通じて、仕事に役立つ実践的な色彩知識を習得します。

      ファッション色彩・商品色彩・環境色彩について総合的に学べるので、デザイン業界全般を目指す方にも大変人気の資格です。

      また2020年6月には、検定内容が全面改訂されるとのことなので、気になる方は公式サイトでチェックしてみましょう。

      参考:カラーコーディネーター検定試験 | 東京商工会議所

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      10-4.二級建築士

      最後にご紹介するのは、人気の国家資格である二級建築士資格です。

      二級建築士を取得すると、延べ面積が30m³から1000m³の建物を設計することが可能に。

      高さ制限の規制はありますが、個人宅等の小規模物件のリフォームに携わるなら、二級建築士資格も併せて取得しておくと業界で活躍する上でも強みとなるでしょう。

      日建学院の調査によると、2019年の合格率は42.0%。

      以前は難易度の高い資格の一つでしたが、近年は比較的高い合格率を維持しているようです。

      2019年6月に建築基準法に大改正が行われたので、今こそ資格取得のチャンスと言えるかもしれません。

      参考:二級建築士試験 | 建築技術教育普及センター

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      11.キッチンスペシャリスト資格はインテリア業界への入門に最適!

      いかがでしたか?キッチンスペシャリストが活躍するインテリア業界は、知識よりも実務経験が重視されます。

      キャリアさえ積んでおけば結婚後も職場復帰しやすいこと、また主婦の経験をそのまま仕事にも生かせるので、女性にとっては大変魅力のある職業です。

      先ほども述べたとおり、インテリア業界への就職を目指すなら、インテリアに関する知識やCAD(キャド)のスキルがあるとさらに有利。

      とはいうものの、インテリアの知識であれば独学で学ぶことも可能ですが、パソコンを使ったCADソフトを一人でマスターすることはそう簡単ではありません。

      それにいざスクールに通うとなると、高額な受講費がかさむことも難点。

      「できるだけ出費を抑えてスキルアップしたい」と考えると、なかなか次の一歩が踏み出せずに気後れしてしまう方も多いのではないでしょうか。

      そんな時は、無料のCADスクールに通ってみませんか?

      CAD・製図の無料就職支援を行うluluCADでは、経験豊富なプロの先生が業界未経験者の方にも基礎から分かりやすくレクチャー。

      CADのスキルを身に付けながら受講者の方に合う就職先も紹介してくれるので、専門知識のない方でも安心して通っていただけますよ。

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      将来的に二級建築士やインテリアコーディネーターを目指すなら、CADオペレーターとして実務経験を積みながら、スキルアップを図る方法もおすすめです。

      実際の仕事を身をもって体験しながら業界経験を積めば、インテリアや建築に関する専門知識もよりスムーズに身に付くでしょう。

      近年ライフスタイルの多様化によって、キッチンはただ料理をつくるための「調理場」から、家族のライフスタイルを表現する「コミュニケーションの場」へ変化しています。

      特に20代~30代の女性たちは、自分が作った料理やそこに集まった家族や仲間を撮影し、SNSやブログに投稿する人が年々増加傾向にあるようです。

      こうした流れから、今後はより「自分らしいキッチンにこだわりを持ちたい」と思う女性がますます増えると言われています。

      また専門性の高い職種の需要が見込まれていることからも、手に職を付けて働きたい女性にとって、キッチンスペシャリストはインテリア業界への入門に最適な資格と言えるのではないでしょうか。

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