CADトレース技能審査とはどんな試験?試験概要から過去問題や合格率までまとめました

CADトレース技能審査とはどんな試験?試験概要から過去問題や合格率までまとめました

CADトレース技能審査は、建築や機械の分野で高い評価を受けてるCAD技能の公的資格です。実技試験も含まれていることから、合格することで就職に有利とも言われています。ここでは、初心者の方にもわかりやすく試験の種類から試験日程、学習方法、合格率などを解説します。

1. CADトレース技能審査とは?

CADトレース技能審査は一体どんな資格なのでしょうか?試験の概要について詳しく解説します。

1-1. 資格概要

CADトレース技能審査は、厚生労働省の認定を受けて中央職業能力開発協会(JAVADA)が実施している試験です。 日本工業規格(JIS)に基づいた図面をCAD(Computer Aided Design)ソフトを使用して製図する能力を学科試験と実技試験で評価する公的資格であり、 「図面読図能力」「CAD操作能力」「JIS規格の知識」「図面製図能力」が問われます。合格すると各等級別の「CADトレース技士」という称号を与えられます。
残念ながら、平成29年度をもって、この「CADトレース技能審査」は廃止することが決定しています。一部試験免除の資格をお持ちの方は、ご注意ください。
また、中央職業能力開発協会が類似試験として次の技能検定(国家検定)の2つをあげています。

機械・プラント製図(機械製図CAD作業)技能検定
機械・プラント製図技能検定は、3級、2級、1級があります。
試験内容は、学科試験と実技試験があり、実技試験は「機械製図CAD作業」「機械製図手書き作業」「プラント配管製図作業」の選択科目に分かれています。
合格すると「機械・プラント製図技能士」の称号を与えられる国家資格です。
受験資格は、3級は不問、1・2級は学歴により必要実務経験年数が異なります。
学科試験の範囲は、製図一般、材料及び材料力学一般、溶接一般、関連基礎知識、機械製図法(CADに関する知識含む)です。実技試験の範囲は、機械製図CAD作業(部品図作成、組立図作成、CADシステムの管理ファイル及びデータの取扱い及び管理)です。
テクニカルイラストレーション(テクニカルイラストレーションCAD作業)技能検定
テクニカルイラストレーション技能検定は、3級、2級、1級があります。
試験内容は、学科試験と実技試験があり、実技試験は「テクニカルイラストレーションCAD作業」「テクニカルイラストレーション手書き作業」の選択科目に分かれています。
合格すると「テクニカルイラストレーション技能士」の称号を与えられる国家資格です。
受験資格は、3級は不問、1・2級は学歴により必要実務経験年数が異なります。
学科試験の範囲は、製図、立体図及び立体図作成法、CAD知識です。1・2級は、これに立体図関連基礎知識も含まれます。実技試験の範囲は、CAD作業(立体図作成、CADシステムの管理ファイル及びデータの取扱い及び管理)です。
引用元:JAVADA実施職種・作業内容一覧

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1-2. 試験部門と等級、受験資格について

部門 区分 受験資格
建築 初級 ・CADトレースに関する業務に従事されている方又は予定が見込まれる方
(実務未経験者受験可能)
中級 ・CADトレースに関する6ヶ月以上の実務経験のある方
・中央協会会長が指定する3ヶ月(総教育訓練時間が概ね300時間)以上の関連する教育訓練課程を修了された方又は受けている方
建築初級に合格している方 ・初級合格後、CADトレースに関する3ヶ月以上の実務経験のある方
・CADトレースに関し、職業能力開発促進法の規定に基づく職業訓練を修了又は受けている方
・学校教育法による大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、中等教育学校の後期課程、専修学校又は各種学校において、CADトレースに関する学科を修めて卒業した方又はCADトレースに関する学科に在学している方
機械 初級 ・CADトレースに関する業務に従事されている方又は予定が見込まれる方
(実務未経験者受験可能)
中級 ・CADトレースに関する6ヶ月以上の実務経験のある方
・中央協会会長が指定する3ヶ月(総教育訓練時間が概ね300時間)以上の関連する教育訓練課程を修了された方又は受けている方
機械初級に合格している方 ・初級合格後、CADトレースに関する3ヶ月以上の実務経験のある方
・CADトレースに関し、職業能力開発促進法の規定に基づく職業訓練を修了又は受けている方
・学校教育法による大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、中等教育学校の後期課程、専修学校又は各種学校において、CADトレースに関する学科を修めて卒業した方又はCADトレースに関する学科に在学している方
※合格すると、各部門・等級別の「CADトレース技士」という称号を与えられます。
※上級試験は、平成29年度前期をもって廃止となっております。

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1-3. 試験実施日程や実施会場、持ち物について

試験実施日程(実技試験及び学科試験は同一日に実施)
受験申請受付期間 平成29年11月20日(月)~12月1日(金)
試験問題概要のHP掲載開始日 平成29年11月20日(月)
受験票の送付 試験実施日の概ね3週間前
実技試験CADソフト 平成26年度より、持参PCでの受験制度は廃止となりました。
ベンダーフリー方式(どのCADソフトやバージョンでも行える試験)で、試験会場の施設にあるCADソフトで受験をしていただきます。
そのため、実技試験に使用するCADシステムの動作環境を確認していただくために事前練習日を1日設けてあります。
事前練習日試験実施日の概ね1~2週間前の1日
一般受験者の方のみ(都道府県職業能力開発協会が指定した教育訓練施設等の在学生以外の方)
試験実施日 建築部門(初級・中級)・・・平成30年2月10日(土)
機械部門(初級・中級)・・・平成30年2月11日(日)
※機械部門・建築部門ともに上級試験は、平成29年度前期をもって廃止となっております。
合格発表日 平成30年3月26日(月)
実施会場
実施会場 最寄りの都道府県職業能力開発協会にお問い合わせください。
持ち物
学科試験 受験票、試験問題概要、筆記用具(鉛筆、シャープペンシル、消しゴム)
実技試験 受験票、試験問題概要、筆記用具(鉛筆、シャープペンシル、消しゴム、蛍光ペン等)、 スケール(30cm程度測定可能な定規または1/100が含まれる三角スケールも可)、電子式卓上計算機(コンセント不要のもの)
※詳しくは、最寄りの都道府県職業能力開発協会にお問い合わせください。

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1-4. 試験免除について

以前実技試験又は学科試験のどちらかを合格している場合に限り、合格した区分の試験が合格から2年間免除になりましたが、平成29年度をもってこの試験は廃止となるため免除も終了します。
平成27年後期以降の初級および中級で学科試験または実技試験のどちらかに合格された方は、次回平成29年度後期の試験で一部合格が有効となります。
詳細は、都道府県職業能力開発協会までお問い合せ下さい。

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1-5. 受験申請方法について

1-5-1. 受験申請方法

最寄りの都道府県職業能力開発協会にお問い合わせください。各協会に従って、受験申請を行ってください。
※先着順での受付となりますので、申請者数が定員に達した場合は受付できません。早めに申し込みを済ませることをおすすめします。

【東京都の場合】
1.東京都職業能力開発協会へ受験申請受付期間内に電話し、仮申込を行います。
  • 定員制のため、ご希望の試験会場・部門・級に空きがあれば、そのまま電話で仮申込ができます。
  • 先着順での受付のため、申請者数が定員に達した場合は受付できません。
2.受験申請書を入手します。1部門の受験につき1枚の受験申請書が必要です。
  • 協会窓口で配布しますので、入手しに行く
  • 必要書類と切手を協会に郵送し、入手する。
    送付先住所・氏名・電話番号・必要部数を記載したメモと、切手(1部は140円、2部は205円)を同封し協会まで郵送する。返信用封筒は不要。
3.仮予約を済ませたら、受付期間内に受験手数料の納付と受験申請書の提出を行います。
  • 協会窓口受付(代理の方の申請も可能、委任状は不要)
    受験申請書(要写真貼付・捺印)、受験申請書に捺印に使用した印鑑、受験手数料(現金のみ)、一部免除で受験の方は、合格時の試験結果通知票コピーを受験申請書に持参して下さい。
  • 郵送での受付(受験手数料は振込、振込手数料は受験者負担)
    受験申請書(要写真貼付・捺印)、一部免除で受験の方は、合格時の試験結果通知票コピーを受験申請書に添付して郵送下さい。
※注意事項
  • 窓口受付・郵送受付いずれの場合も、受験手数料・受験申請書とも受付期間最終日必着です。最終日までに手数料納付・申請書提出が行われなかった場合、仮申込は無効となり受理はできませんのでご注意下さい。
  • 窓口への持参・受験手数料のお振込・受験申請書の投函は、必ずお電話で仮申込をお済ませになってからお願いいたします。 予め仮申込をいただかずに持参・郵送された受験申請書は、申請書が到着した時点で定員に空きがある場合に限り受理いたしますが、満員の場合は受理できません。

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1-5-2. 受験手数料

受験手数料は、建築部門と機械部門共通で、初級と中級で異なります。
初級 初めて受験される方 実技試験及び学科試験を受験  10,290円
以前、実技試験又は学科試験の
いずれかに合格された方
(一部免除受験)
実技試験のみ受験する場合   8,230円
学科試験のみ受験する場合   2,060円
中級 初めて受験される方 実技試験及び学科試験を受験  13,370円
以前、実技試験又は学科試験の
いずれかに合格された方
(一部免除受験)
実技試験のみ受験する場合   11,310円
学科試験のみ受験する場合   2,060円

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2. CADトレース技能審査コースの概要

各部門、各等級の受験概要と過去問題を詳しく解説します。

2-1. 建築部門、初級

2-1-1. 受験概要

学科試験
制限時間は40分で、真偽方式の30問が出題されます。
製図一般、建築全般に関連する基礎及び関係法規、CADアプリケーションソフトの活用、CADシステムの活用等についての問題です。
実技試験
制限時間は60分です。
CADを使用して、一戸建ての専用住宅を除くRC構造の特殊建築物(建築基準法における学校、体育館、病院に加え、公民館、グループホーム、診療所など)を対象とし、尺度「1:100」で示された「平面図」をもとに、尺度「1:100」でトレースを行います。

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2-1-2. 過去問題

平成19年後期の学科試験問題
過去問題とその解答の一部です。
Q1日本工業規格(JIS)の製図によれば、製図用紙における穴あけのためのとじ代は、輪郭部を含めて、最小幅20mmである。
A1・・・とじ代は、最小幅20mm(輪郭を含む)で、表題欄から最も離れた左の端に置く。(JIS Z 8311:1998 製図~製図用紙のサイズ「6.2とじ代」を参照)
Q2CADアプリケーションソフトにおける「REDO(リドゥ)」とは、操作手順を逆順にさかのぼる機能のことである。
A2・・・「REDO(リドゥ)」とは、やり直すことである。操作手順を逆順にさかのぼる機能は「UNDO(アンドゥ)」という。
Q3「建ぺい率」とは、一般に敷地面積に対する延べ床面積の割合のことをいう。
A3・・・建ぺい率とは、建築面積の敷地面積に対する割合のこと。(建築基準法 第53条 を参照)

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平成28年後期の実技試験問題

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2-2. 建築部門、中級

2-2-1. 受験概要

学科試験
制限時間は40分で、真偽方式の22題と4肢択一方式の8問(合計30問)が出題されます。
製図一般、建築全般に関連する基礎及び関係法規、CADアプリケーションソフトの活用、CADシステムの活用等について問う。
実技試験
制限時間は90分です。
CADを使用して、一戸建ての専用住宅を除くRC構造の特殊建築物(建築基準法における学校、体育館、病院に加え、公民館、グループホーム、診療所など)を対象とし、尺度「1:100」で示された、「平面図」及び「立面図(その1)」をもとに、尺度「1:100」でトレースを行う。また、「平面図」及び「立面図(その1)」をもとに、指定方向からの「立面図(その2)」の描画等を行う。

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2-2-2. 過去問題

平成19年後期の学科試験問題
過去問題とその解答の一部です。
Q1日本工業規格(JIS)の製図によれば、製図に用いる文字として、水平方向に対して、右方向に75°傾いた斜体を用いてもよい。
A1・・・(JIS Z 8313:1998 製図~文字~第0部:通則「5.4 斜体文字の角度」を参照)
Q2日本工業規格(JIS)のCAD用語によれば、フィレット面とは、線分又は曲線を、ある軸の周りに回転することによって得られる曲面のことである。
A2・・・フィレット面とは、「複数の面又は曲面の接続を滑らかにするために挿入される曲面」であり、問題は「回転曲面」の定義である。 (JIS B 3401:1993 CAD用語「(3)モデリング 0331(回転曲面) 0332(フィレット面)」を参照)
Q3プルダウンメニューとは、マウスカーソルの操作位置から飛び出すように表示されるメニューのことである。
A3・・・プルダウンメニューとは、文字列やアイコンで書いたメニューをマウスで指示しマウス・ボタンを押すとその項目に対する細かなメニューが下の方向に開くメニューのことで、問題は、ポップアップメニューの説明である。
Q4建物の日影検討における基準として最も適切なものは、次のうちどれか。
イ.春分  ロ.夏至  ハ.秋分  ニ.冬至
A4・・・日影の検討は、太陽の一番弱い冬至を基準として行う。(建築基準法 第56条の2 を参照)

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平成28年後期の実技試験問題

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2-3. 機械部門、初級

2-3-1. 受験概要

学科試験
制限時間は40分で、真偽方式の30問が出題されます。
製図一般、機械加工全般に関する基礎及び関係法規、CADアプリケーションソフトの活用、CADシステムの活用等についての問題です。
実技試験
制限時間は60分です。
CADを使用して、尺度1:1」の正投影図で示された「関連性のある2つの完成した部品図」をもとに、尺度「1:1」でトレースを行います。

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2-3-2. 過去問題

平成19年後期の学科試験問題
過去問題とその解答の一部です。
Q1日本工業規格(JIS)の製図総則によれば、図面に図記号、文字記号等の記号を用いて、特定の事項を示してはならない。
A1・・・図面を簡明にするとともに、指示の内容図面の解釈を統一するために、図記号・文字記号などの記号を用いて特定の事項を図面に示すことができる。(JIS Z 8310:1984 製図総則 「8. 図面に用いる記号(1)」を参照)
Q2日本工業規格(JIS)のCAD用語によれば、カーソルとは、グラフィックディスプレイ上に表示された一定間隔の格子のことである。
A2・・・カーソル(0401)とは、表面上の次の操作位置を指示するために使われる、可動でかつ可視な印。設問のグラフィックディスプレイ上に表示された一定間隔の格子は、グリッド、格子(0402)である。(JIS B 3401:1993 CAD用語 「3.用語、及び定義(4)対話」の各項目を参照)
Q3歯数40枚、モジュール4の標準平歯車のピッチ円直径は、160mmである。
A3・・・ピッチ円直径:モジュールx歯数=4x40=160mm
歯先円直径:モジュールx歯数+2xモジュール=4x40+2x4=168mm

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平成28年後期の実技試験問題

【過去問題】平成28年後期の実技試験問題

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2-4. 機械部門、中級

2-4-1. 受験概要

学科試験
制限時間は40分で、真偽方式の22題と4肢択一方式の8問(合計30問)が出題されます。
製図一般、機械加工全般に関する基礎及び関係法規、CADアプリケーションソフトの活用、CADシステムの活用等についての問題です。
実技試験
制限時間は90分です。
CADを使用して、尺度「1:1」の正投影図で示された可動部のある「組立図」及び「完成した複数の部品図」をもとに、尺度「1:1」でトレースを行います。 また、「組立図」については、可動部における指定状態の作図及び寸法記入を行います。

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2-4-2. 過去問題

平成19年後期の学科試験問題
過去問題とその解答の一部です。
Q1日本工業規格(JIS)の製図によれば、細線、太線および極太線の太さの比率は、次のとおりと規定されている。
細線:太線:極太線=1:3:5
A1・・・細線、太線、極太線の太さの比は、1:2:4である。(JIS Z 8312:1999 製図~表示の一般原則―線の基本原則「4.1 線の太さ」を参照)
Q2日本工業規格(JIS)のCAD用語によれば、プリミティブとは、面と面との交わりの角に斜めの面を付けることである。
A2・・・プリミティブ(0350)とは、集合演算のオペランド(演算が行られる対象となるもの)として用いられる基本形状。設問の面と面との交わりの角に斜めの面を付けることは、面取り(0349)である。(JIS B 3401:1993 CAD用語「3.用語、及び定義(3)モデリング」の各項目を参照)
Q3TCP/IPとは、ネットワークで標準的に利用されている通信プロトコルのことである。
A3・・・TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)とは、インターネット接続などで使われている基本的な通信プロトコルである。プロトコルとは手順(規約)の意である。
Q4ワイヤーフレームモデルの特徴として不適切なものは、次のうちどれか。
イ.マスプロパティ(重心、二次モーメント等の物体が持つ特性値)を求めることができる。
ロ.1つの形状が、幾通りかに解釈できる場合もある。
ハ.曲面を含んだ形状は、不自然になりやすい。
ニ.データ構造が簡単で、処理が容易である。
A4・・・マスプロパティを求めることができるのは、ソリッドモデルである。

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平成28年後期の実技試験問題

【過去問題】平成28年後期の実技試験問題

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3. CADトレース技能審査の難易度と合格率について

部門共通で、初級は受験資格として実務未経験者も対象となっている試験なので、CADを用いて基本的な製図ができる能力があれば、比較的簡単に合格できるのではないでしょうか。

中級は受験資格として実務経験が必要ですので、それに値する各分野の専門知識とCADの経験があれば難しい試験ではないと思います。
合格基準は全ての部門・等級共通で、学科試験21点以上/30点満点中、実技試験70点以上/100点満点中で合格となります。前年度の合格率からみると、学科試験は70%以上と高いですが、実技試験は初級50~60%、中級35~40%とやはり中級の方が低いです。
この結果を見ても、この試験に合格するということは、しっかりと理解した上でCAD操作により正確な製図ができることを証明する資格だと言えます。

【平成28年度建築部門の合格率】
【平成28年度機械部門の合格率】
引用元:JAVADA

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4. CADトレース技能審査の過去問題の学習方法

CADトレース技能審査 試験対策テキスト(公式テキスト)であれば、過去問題が解説付きで載っています。出題頻度の多い問題など傾向を知るのにも購入し学習することをおすすめします。 試験会場で使用できるCADソフトを調べて、そのソフトを使用して実技練習もしておきましょう。事前練習日に参加して、実際の雰囲気をつかんでおくとよいでしょう。

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4-1. CADトレース技能審査試験対策テキストで学習する

CADトレース技能審査 試験対策テキスト 機械部門 初級 第2版

毎年新しい公式ガイドブックが発売されるので、最新版で学習することをおすすめします。
実技試験を主な対象として、AutoCADの操作方法に従って、過去問題の作図手順を丁寧に解説した受験対策テキストが発刊されています。 (模擬練習問題付き)

著 者: 株式会社コステック 教育書籍部
単行本: 275ページ
出版社: 株式会社コステック
発売日:2016/1月

新たに平成25、26年度前後期、計4つの実技試験問題を題材とし、初版に引き続き、実技試験の作図解説を掲載しております。 活用するアプリケーションソフトの機能の操作方法に関し、ストーリー性を持たせて懇切丁寧に解説しており、 合格に必要なレベルまで学習していただける内容に仕上がっています。 CADトレース技能審査の実技用対策本ではありますが、一般の機械系のCAD教材としても最適の1冊。

引用元:COSTECH

CADトレース技能審査試験問題集 平成28年度出題 過去問題集

出題の傾向を知り、どのように勉強すれば良いのかが判る一冊だと思います。
[主な内容]
・CADトレース技能審査の紹介
・試験の概要
・実技試験と正解例及び学科とその正解・解説

単行本: 182ページ
出版社: 中央職業能力開発協会
発売日:2017/6月

本書は、CADトレース技能審査制度の説明とともに、出題の傾向を知っていただくため平成28年に出題された機械部門/建築部門の実技試験(初級・中級・上級)と正解例及び学科試験問題(初級・中級・上級)と正解・解説を加えて掲載しています。

引用元:中央職業能力開発協会図書センター

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4-2. その他の学習方法

スクールで学ぶ

特定CADソフトの講座にCADトレース技能審査試験対策が含まれていることが多く、CADトレース技能審査試験対策講座を行っているスクールは少ないです。 講師から直接出題ポイントや出題傾向を教えてもらえたり、細かな質問ができる環境があるので集中して学習できるメリットがあります。 ただし高額な受講料がかかってしまうため、初級の方でCAD操作をしたことがない方におすすめします。

【参考記事】
卒業後の就業支援制度が整っているスクールがあります。学習、就職支援の費用が無料で提供されていることもあります。
無料の就職支援CAD講座「lulucadカレッジ」

独学で学ぶ

初級以外の方におすすめする学習方法です。やはり実務経験がないと独学での合格は難しいと思います。 中級の方は、公式テキストや過去問題を購入して学習しましょう。実技試験は、使用CADソフトを確認し操作になれておくとよいでしょう。

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5. まとめ

CADトレース技能審査は平成29年度をもって廃止となる試験ですが、建築部門では施工可能な建物をベースとした図面、機械部門では組立・加工ができる部品図面を課題とした試験を行っており、本試験に合格すれば、実務的な図面を描くことが出来ることを評価・証明されたということです。
現在のご自身のスキルチェックやスキルアップを目指す方、就職や転職をお考えの方は、平成29年度後半が試験を受ける最後のチャンスです。また、試験免除の資格をお持ちの方は、忘れずに受験することをおすすめします。

【参考記事】
CADフリーソフトとは/超初心者から上級者まで使用できる無償CADソフト、インストール方法や特徴など徹底解説
AutoCADとは/AutoCADの使い方から、無料体験版・学生ライセンスなど徹底解説
Jw_cadの使い方/ダウンロード・インストールや基本操作を簡単解説

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